ご挨拶
ようこそ私どものホームページをお開き戴きました。
いらっしゃいませ、責任者としてご挨拶申し上げます。
私どもの事務所は、私神山が1964年9月公認会計士第二次試験に合格し会計士補の開業登録をしたことが起源となっています。補を取るには、3年のインターン期間が必要ですが、人生経験の無い私は、3年の実務経験に加え1年の人間研鑽に相努めその後公認会計士事務所を開業しました。この足掛け40年を超える年月は、素晴らしい経営者や弁護士・医師等多くの専門職(士族)の方々との知己を得ることができ私どもの大きな財産となっております。いままででも多くの案件を士族の方々とのコラボレーションで解決してきました。
数え切れないほどの経営上の問題を一緒になって解決し、法人税、所得税、相続税等税務上の多くの事例を蓄積していることで、それを踏まえてクライアントのニーズにお応えしてきました。最低資本金の定めを廃した会社法の創設や有価証券取引法の改正、企業や公益法人等の会計基準の改正等専門家でも追い着けない程急激な改正が矢継ぎ早に実施されています。経済・金融がグローバル化に晒された今日、今までのようにぬるま湯に使っていることはできません。生き残るには、好むと好まざるとに係わらず大競争時代の中で切磋琢磨し戦わねばなりません。 厳しい環境下でありますがクライアントの皆さんからの難問・奇問・珍問に誠心誠意取り組む所存です。そのためには私自身常に平常心を保ち心身共に健康であることを心がけております。
どうしたら日々是好日で過ごせるかディスカッションしながら、共に模索していきたいと考えております。高齢化社会の下では、人生を生き生きと心豊かにそして健康で過ごすことが、社会的使命であろうと思います。
忘己利他
忘己利他(もうこりた)とは、神山公認会計士事務所の理念です。これは、伝教大師最澄の書かれた朝廷への上奏文「山家学生式」に由来します。「山家学生式」には、こうあります。
「国の宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝と為す。故に古人言わく、径寸十枚(注1)、これ国宝にあらず、一隅を照らす、これすなわち国宝なりと。古哲また言わく、能(よ)く言いて行うこと能わざるは国の師なり。能く行いて言うこと能わざるは国の用(ゆう)なり。能く行い能く言うは国の宝なり。三品の内、ただ言うこと能わず行うこと能わざるを国の賊と為す。すなわち道心ある仏子、西には菩薩と称し、東には君子と号す。悪事(注2)を己に向かえ好事を他に与え、己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり。」
この「己を忘れて他を利する」の精神こそ、社会に身を置くものとして常に心がけたい心のありようです。そこで、「忘己利他(もうこりた)」として、事務所の理念を定めております。今の世の中、自分以外の者に気を配る余裕がなく、犯罪や経済事件が多発しています。せめて、私どもは忘己利他の理念に従って、業務を遂行したいと思っております。
(注1) 「径寸十枚」というのは直径一寸の宝石が十個あるということで魏の国王の自慢話。これに斉王は「私の国にはそういう宝はないが、家臣一人一人が一隅を守り、それぞれの持ち場に全力を傾注しているので敵に敗れることがない」と答えた故事を踏まえている。
(注2) 「悪事」は人のいやがること、「好事」は人の好むこと